こんにちは、ユタロー@うつ病休職中だけど妊活(@SentimentalLion)です。
僕は2018年の11月からうつ病のため、会社を休職しています。
僕がうつ病になって思ったことは「うつ病の人は自分でうつ病だとは気づけない」ということです。
僕の場合も、自分よりも先に妻が「なんかおかしい」と気づいてくれたので最終的に病院へ行って休養を取ることができました。
うつ病の進行度にもよると思いますが、うつ病になってしまった本人はすでに正常な判断ができない状態になっていると言えます。
そのため普段近くにいる家族や友人が「なんかおかしい」と気づくことが早期発見に重要です。

この記事は自分がうつ病かもしれない方、家族がうつ病かもしれないという方に読んでほしい記事です。
僕の体験談を詳しく載せるので、参考にしていただければ幸いです。
うつ病とは?
うつ病は心の病気だと思っている方が多いと思いますが、実は違います。
うつ病とは「脳の働きに問題が生じている状態」のことを言います。
普段の生活の中で悲しいことや辛いことが起こったときに一時的に気分は落ち込みますが、しばらくすればまた元気に活動できるようになります。
うつ病になってしまった人の場合、脳の働きに問題が生じており元気に活動できるように回復できないのです。
その症状は気分の落ち込みに限らず、身体にも不具合が生じてきます。
気分の落ち込みだけでなく体調も悪いからうつ病ではないと決めつけないようにしましょう。
ユタローのうつ病症状
僕の場合、うつ病の症状はこころよりも主に身体的な不調として現れてきました。
具体的には以下のような症状です。
- 眠れない、寝てもすぐに目が覚める
- ずっとモヤモヤしたような気持ち悪さがある
- 頭痛持ちではないのに頭がガンガンする
- 左目のまぶたがピクピクする
- ものが覚えられない
- 朝起きれない
- 食欲がない
- あんまり笑わなくなる
僕の場合、こちらの症状が一気に出てきたのではなく、徐々に色々な症状が出てきたイメージです。
しかも当の本人は「なんか最近体調悪いことが多いな」という感じで最初は全然自覚していませんでした。
妻に心配されて初めて「あれ?自分って病気なのかな?」と自覚したぐらいです。
そのぐらい自分自身では正常な判断ができない状態になっていました。
休職の直前はほとんど眠れていなかったと思います。
例えば、11時に布団に入っても1時過ぎまで眠れない、やっと眠ることができても3時過ぎにはもう目が覚めてそのまま眠れずに朝を迎えるといった状態でした。
そんな睡眠不足の状態でしたから、仕事中も単純なミスを繰り返してしまいます。
ただのコピーすらなんどもやり直すという体たらくでした。
ユタローがうつ病になったきっかけ
まず簡単に僕の職場の状況をお話し、その後うつ病になったきっかけを説明します。
仕事内容や職場の状況はなかなか伝わりにくいとは思いますが、なるべく細かくお話ししますね。
今考えると僕がうつ病になってしまったストレスの原因は以下の内容になるんじゃないかなと思います。
- キャパオーバーな仕事量
- 残業ができない職場環境
- 引き継ぎの先輩との関係
ユタローの職場
僕はとある企業の経理部員として仕事をしていました。
経理部員は10人程度おりましたが細かく仕事が分類されており、自分の仕事は自分でやることになっていました。
また、基本的に無駄な残業はNGだったので勤務時間内に自分の仕事は終わらせないといけない状態でした。
経理部が忙しい時期は四半期決算のタイミングで、決算の時だけ行う仕事があるというのも合わせて説明しておきます。
ユタローの環境の変化
部内で仕事内容を入れ替えるときは以前にその仕事を任されていた人から引き継ぐことになります。
僕も経理部へ配属された時期から3年ほど経過し、徐々に色々な仕事を任されるようになっていました。
2017年の秋から新しい仕事内容に変わることが決まり、以前にその仕事を担当していた先輩から引き継ぎが始まりました。
ただ、その引き継ぎがうまく行かず
「調べても仕事内容がわからない」
↓
「先輩に聞きに行く」
↓
「もっと調べるよう言われる」
ということを繰り返す状態になってしまいました。
当然こんなことをして時間を浪費していたらだんだんと仕事が溜まっていきますよね。
1月の第3四半期決算はほとんど怒られながら仕事をしていたことしか覚えていません。
仕事がわからないことで怒られ、仕事が溜まってしまって残業することで怒られ。。。と行った具合です。
2月、3月でなんとか仕事に慣れようとし、溜まった仕事を片付けるようにしていました。
それでも4月、5月の本決算の時期はまた毎日怒られている日が続いていたと思います。
この頃にはすでに先輩に聞きに行くこと自体が億劫になっていました。
当時は自覚はなかったのですが、今思い返すとすでにこのぐらいから体調が悪かったです。
ユタローが休職にいたるまで
6月以降は時期的にはそれほど忙しくない時期でしたが、今まで急ぎではないから後回しにしていた仕事を片付けることで精一杯という状態でした。
そして問題の第2四半期決算で忙しくなる10月を迎えます。
決算業務の忙しさに加えて、システムのトラブルや前例のない問題が発生したりして色々と言われる日々が続きます。
10月の中旬になって妻に「なんかおかしい」と心配されました。
妻におかしいと言われて自分自身でも変だということに気づいたものの、うつ病とは思っておらず10月の下旬に脳神経外科にMRIの検査に行きました。
この頃には何もやる気が起きず、休日もほとんど布団の上で過ごすようになります。
結果としては、うつ病だったので当然MRI検査をしても異常なし、簡単なアルツハイマーのテストもしましたがこちらも異常なしでした。
先生と問診した際には心療系の病院に行くことを勧められました。
この頃でもまだ全ての原因は眠れないことにあると思っていた僕は「睡眠薬でももらえればなんとかなるかな」なんて思っていました。
今考えると楽観できるような状態ではなかったのですが、当時は本気で眠れさえすれば全て解決すると考えていましたね。
そんな軽い気持ちで心療内科へ行ったところ、うつ病と診断されその場で診断書を渡されました。
ちなみに、この時は妻も同席してくれていたので僕が先生にうまく説明できない点をフォローしてくれました。
僕は診断書を渡されても会社を休むことに抵抗を感じていたのですが、妻のひと押しもあったので休職を決めたという流れです。
先生には診断書を会社へ送るだけで良いように封筒に入れてくれましたが、次の日自分で会社へ持って行き上司に直接渡しました。
直接上司に言うのは体調が悪い僕にはかなりのエネルギーを必要としましたが、郵送だと復帰がより気まずくなると考え直接持参しました。
その日から休職がスタートし療養生活をしています。
拙い文章ですが、僕の休職までの経緯はだいたいこんな感じです。
現在のユタローのうつ病はどんな状態?
現在は基本的に家事をしながら生活していますが、休職後の1週間は睡眠薬のおかげで今まで眠れてなかった分を取り戻すように寝ている時間がほとんどでした。
先生からは昼寝はしても良いけど1時間くらいまでと言われているにも関わらず、それ以上寝てしまっていました。
休職してから2週間経ってようやく家事もちゃんとできるようになって来たかなと思います。
それでも、体調が良くて少しランニングができる日もあれば1日気持ち悪い状態が続く日もあるため、家事ができない日もあります。
自分の体調と相談しながら、できる時に無理しないようにできることをするぐらいの感覚で毎日生活するようにしています。
ユタローのうつ病まとめ
僕のうつ病体験についてまとめます。
- うつ病は自分では気づけない
- うつ病は身体的不調としても表れる
- うつ病は体調良い日と悪い日がある
僕の場合は、幸いにも妻が僕の変化に気づいてくれました。
もし妻が気づいてくれなかったら?もし休職のひと押しをしてくれなかったら?と考えると正直ゾッとします。
僕の体験からすると、うつ病の怖さは判断力がなくなることじゃないかなと思っています。
だからこそ、最悪のケースになる前に家族や友人といった周りの人が気づくことが重要です。
「夫(妻)が最近変だな」と思ったら、早めに病院に行くことをオススメします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
こちらからは以上です!!